「あれ?何を持っていけばいいんだろう?」とお考えでしたらこちらをご確認ください。海外旅行で困らないための持ち物チェックリストです。海外では案外手に入らなくて困るものがある一方で、現地で全く使わずかえって邪魔になるものもあります。ここでは「無駄にならない最小限の荷物」をテーマに、海外旅行で持っていくべき持ち物を紹介します。
パスポート・クレジットカード・パソコン
- パスポート
- クレジットカード
- パソコン(もしくはタブレット端末 or スマートフォン)
まずは「これさえあればなんとかなる。」というアイテム3点です。トラブルがあっても、この3つがあれば、何とか海外旅行を復旧させることができます。急いでいる際に忘れ物を確認する際にも、この三種の神器を抑えれば一安心です。パソコンに関してはタブレット端末やスマートフォンでもWifiを利用できれば問題ありません。ただ、有線LANにしか対応していないホテルがあったり、回線がナローバンドでクラウドサービスを利用しづらい場所もあったりしますのでパソコンのほうが安心です。
ビザ(査証)
- ESTA ※アメリカ
- ETAS ※オーストラリア
- 観光ビザ ※ロシア、ブラジルなど
- ワーキングホリデービザ ※計画してる方のみ
世界には約190カ国ありますが、日本人は観光目的でしたらビザなしで約170カ国へ訪れることができます。また、インドネシアのように入国時に観光ビザを取得するようなケースもあり、ほとんどの国の場合、意識する必要はありません。逆に日本から出国するまでに手続きが必要な国・地域は、アメリカ、ロシア、オーストラリア、ブラジル、中東・アフリカの一部の国です。特に、グァムやサイパンなどのアメリカ領土のリゾートへお出かけの場合はお忘れなきようご注意ください。また、ワーキングホリデーのように観光以外の目的も含まれる場合は、各国の制度を改めてご確認ください。
身分証明書
- パスポートのコピー
- 運転免許証(日本国内)
- 国際運転免許証
- 国際学生証 ※学生のみ
- ユースホステル会員証 ※宿泊を予定されている方のみ
一部ホテルではパスポートを預けるところがあります。また、日本人が珍しい地域では外出時に警察から職務質問を受けることもあります。パスポートのコピーや運転免許証は、海外で身分証明をするときに便利です。特に紙面コピーは、日本のコンビニのように簡単にできる場所がありませんので持参しておきたいアイテムです。その他の身分証明書は、現地で必要なもの以外は日本においておいたほうが安全です。
お金
- クレジットカード(予備)
- デビットカード
- キャッシュパスポート
- 現金(ドル・ユーロ・円・現地通貨)
- 財布 ※盗難されても後悔しないもの
ヨーロッパの一部のお店では現金でのお支払ができません。一方で、カード端末が普及していない地域やチップの習慣がある国では現金が必要です。現金は円からの両替ができなかったり、交換レートが不利に働くこともあるので、ドル・ユーロもできれば準備しておきたいです。現地通貨は訪問先の空港にあるATMで引き出すことができます。クレジットカードを所持できない場合は、デビットカードやキャッシュパスポートがおすすめです。どちらも現金を預け入れて、クレジットカードと同等のことをすることができます。また、トラベラーズチェックは、ほとんど使うことはありません。クレジットカードやデビットカードなどを複数枚持ち、何かトラブルがあった場合には、保険で補填したり、インターネット経由でアカウントを停止したほうが安全・安心です。
電子機器
- デジタルカメラ
- SDカード
- 充電器
- 海外用変換プラグ
- USBケーブル
- LANケーブル
- LED式懐中電灯
飛行機移動時に機内に持ち込むことを考えますと小型で軽量のものがいいと思います。また、海外は屋外灯が少ない場所もありますので、100円ショップで売っているようなLED式懐中電灯があるといざという時に役立ちます。
カバン・収納関係
- リュックサック
- スーパーマーケットのビニール袋
- ジッパー付きの透明な袋
- 透明のポーチ ※準備可能の場合
- 自転車盗難防止用チェーンロック
- 錠前 ※TSAロック尚可
両手で地図を広げたり、写真を撮影することなどを考えますと、カバンはリュックタイプがおすすめです。また、日本のように頑丈なビニール袋は海外ではなかなか手に入りません。ビニール袋は買い物袋としてだけでなく、濡れた衣類の一時保管用など、ちょっとした用途に便利です。ただ、そんな万能なビニール袋も機内に液体関係の荷物を持ち込む際には利用できず、別途ジッパー付きの透明な袋が必要です。さらに、旅行中はせっかくの時間を無駄にしないように持ち物は透明のポーチに入れ、荷物の整理になるべく時間をかけないような工夫もできればベストです。また、盗難防止のために、カバンには錠前を、外出時にはカバンとベッドをチェーンで紐付けるなどができれば尚良いでしょう。TSAロックのものであれば、アメリカ渡航時にも使い回すことが可能です。
服・靴
- よく乾く下着 ※長期旅行時
- ベルトのいらないズボン
- ビーチシューズ ※屋内サンダルとしても利用
- トレッキングシューズ ※長期旅行時または悪路多い場合
- 水着 ※ビーチだけでなく温泉施設でも利用
- 手袋
- 防寒着 ※寒い地域
- サングラス
- 帽子
- 膝用サポーター
洋服は現地でも調達できますが、購入までの期間は辛抱できる準備をしたほうが良いです。長期旅行の際は衣類は思うように洗濯できません。なので、なるべく乾く素材でできたものを日本から持参していったほうが無難です。靴に関しては、ビーチで使うメッシュ素材の薄手のシューズが重宝します。長期移動時に足が蒸れないように履いたり、ちょっとした買い物にいく際など、屋内外で利用ができて便利です。旅行中、移動の基本は歩きですので、足を痛めないように膝用のサポーターやトレッキングシューズも準備しておくとよいでしょう。こちらもなかなか現地では手に入りにくいものです。
生活用品
- 耳かき
- 爪切り
- 薬(風邪薬、目薬、腹痛止め、かゆみ止め、絆創膏)
- 小型電動シェーバー ※男性
- ハブラシ
- ボールペン
- 手帳
- タオル
- ポケットティッシュ
- ロープ ※長期旅行の場合
- はし・フォーク・スプーン ※長期旅行の場合
耳かきと爪切り、薬はなかなか手に入りません。常備薬もあればご持参ください。リストに入れなかったものとして日焼け止めがあります。海外では日本のものでは効果が薄いこともあります。ロープは長期旅行での洗濯ロープとしてのほか、カバンがぎゅうぎゅうになった際に中身を絞り込む場合にも役立ちます。はし・フォーク・スプーンは、レストラン以外での飲食が発生する場合は持参したほうがいいでしょう。例えば、スーパーマーケットで買ったアイスクリームを食べるときに役立ちます。日本のようにトラベル用にケースにまとまっているタイプやプラスチック製のものはなかなかありません。
その他
- 非常食 ※ビスケットなど
- キャンディー
- MP3プレーヤー
- 数独・クロスワードパズル
- 小さな贈り物 ※キーホルダーなど
飛行機の格安便で夜中に空港につくと、朝まで食事が食べられないなどということがあります。そんなときのためにビスケットなどの非常食を持っていくとよいでしょう。キャンディーは飲み物を買うタイミングを逃したときによいです。MP3プレーヤーや数独、クロスワードパズルは長距離移動が伴うときに役立ちます。夜の国際便はずっと暗いところで何時間も過ごしますので、暇つぶしの道具はあったほうがいいでしょう。小さな贈り物は、現地でトラブルがあった際のお礼など、感謝のしるしとして使えます。100円ショップの雑貨がおすすめです。
まとめ
一昔前は、日本は諸外国と比べ、物価が高かったのですが、今はそうでもありません。質の高い日用品は日本で準備して、現地で消耗品を購入するスタイルがおすすめです。